記憶に新しい新型コロナウィルスによる舞台活動の様々な制限期間を乗り越え、昨年は文化庁主催による「アートキャラバン２」により、富山県民会館での公演「Dance Breath　ダンスワークスの世界」を上演することができました。お客様からは「初めてコンテンポラリーダンスを観たが、難しいかと思っていたけれど印象が変わった」「何度観ても、また観たい、もっと観たいとなる」「心にすーっと染み込むよう」と、大人から子どもまで、たくさんのご感想をアンケートでいただき、野坂・坂本をはじめダンサーたちも大変ありがたく、励まされる想いでした。

　まもなく５０周年を迎えるダンスワークスをつらぬくものは、類稀なる音楽性と高い美意識、上質なユーモアのスパイス。その世界をニューヨークタイムズはリリカルと、日本を代表する批評家の方は、緩急ある構成は唯一無二で、今日本で最も上質でダンスフルなグループと評し、国内外で高い評価を得ています。

　近年はダンスの映像が溢れるようになり、いつでもどこでも簡単に触れられるようにりました。しかしながら

唯一届かないものは「その空気」ではないでしょうか。小さな画面で舞踊作品を観るのが簡単になったからこそ、劇場で、美しい上質な空気に満ちた空間に身を置くことの価値がさらに高まったのではないかと思います。

 

　２０２４年もアートキャラバンの助成のもと、さらに活動の場を広げ、映像では伝えきれないダンスワークスの世界とその空気をさらにたくさんの方にお届けしたいと準備を進めていたところ、突然、アートキャラバンの縮小が発表され、昨年のように行うことは難しくなってしましました。

　カンパニーの負担がとても大きくなる懸念もありますが、まるで呼ばれたかのように出会った「京都の劇場」に「ここだ」と感じた野坂・坂本に共鳴したダンサーやスタッフが集まり、京都での公演を実現させる。そして「歴史ある芸術の都で、美しく心満たされる一夜」を応援してくださるお客様へお届けしようという結論に達しました。

 

　皆様ご存知のように日本の舞踊界は恵まれた環境というわけではありません。そこで、今できることを最大限やってみようとダンサーたちが中心となり「クラウドファンディング」を立ち上げました。ダンスワークスの代表作DVDセット、なかなか観る機会のないゲネプロもご覧いただけるバックステージツアー（公演ご招待券付き）、スタジオでのリハーサル見学、２０２５年カレンダーなど、皆で検討を重ねたリターンが多数ありますので、下記ボタンからからご覧くださいますようお願い申し上げます。そしてお気持ちを寄せていただけましたら、こんなに勇気づけられることはありません。

 

また、クラウドファンディングにあまり馴染みがないけれど直接ご支援をご検討の方は、メール、お電話など、　　ご都合の良い方法で承りますので、下記よりお気軽にお問い合わせくださいませ。